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ボリショイ劇場
「19世紀末はオペラの時代だったが、21世紀はバレエの時代になるだろう」 フランスの振付家、ローラン・プティ |
ボリショイ劇場外観 |
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バレエの開演時間19:00は |
ボリショイ劇場正面 |
1999年の冬の劇場はこんなに暗い |
ボリショイ劇場内部 | ||
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ヴィリエタス席のシャンデリア | 天井のシャンデリア | 劇場内部の座席 |
バレエ「アニュータ」
作曲:ヴァレリー・ガヴリーリン 主演:スヴェトラーナ・ルニキナ |
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喝采を受けるアニュータ役 スヴェトラーナ・ルニキナ |
モデスト役(グリーンの洋服)の Gennadiy YANIN のバレエも見事 |
バレーの魅力 豪華な晩餐会の余興として、舞踊のスペクタクルが考え出された。 |
ボリショイ劇場 バレエ、「アニュータ」 5月30日(木)19:00開演 チェーホフの原作の題名は言葉遊びとなっており、「首にかけたアンナ(勲章)」という意味もある(主役のアニュータはアンナの愛称。その夫が夢にまでみて欲しがるのがアンナ勲章)。劇場版は1986年1月21日、ナポリのサンカルロ劇場で初演。 母に死なれ、教員の父はさびしさから酒におぼれ、二人の弟はまだ小さく、そうした三人の貧しい暮らしが死ぬほど退屈年頃のアニュータは、ある日魅力的な大学生と知り合い、恋心も芽生えるが、相手も貧乏なので結婚を諦める。まさにその頃、年輩だがそこそこの地位にある小役人、モデスト・アレクセーヴィチに結婚を申し込まれる。お金もあるだろうから新しい生活のほうがマシだろうと承諾するが、実は夫はけちで現実的で少しも面白くない人物だった。もとの生活のがよかったと思ってももう遅い。 そうしたある日、貴族の舞踏会にでかけると、アニュータは地方上流社会で一躍人気者になり、多くの男たちにちやほやされる。なかでも士官アルトゥイノフと閣下はアニュータに首っ丈。モデスト・アレクセーヴィチは、アニュータの魅力を利用すれば自分にも得になると、妻の浮気を認める。アニュータは有頂天になり、なにもかも忘れて遊びを楽しむ。他方、父は破産し、家財をすべて没収され、息子二人を連れて、雪の中、路頭に迷う。 第四場は主役の一人、アニュータの夫となるモデスト・アレクセーヴィチが勤める役所の場面。 第七場は二人の寝室。つまらない夫と結婚したアニュータの後悔
とモデストのけちさ加減のコントラスト。 第二幕は貴族の舞踏会ではじまる。着飾った長身の美男美女が大きな動きでワルツを踊る。こういう場面はさすがボリショイ。文句なく素敵。道化的役回りのモデストの動きは芸が細かく、それが舞台のはじであっても注目してしまう。 表面的な話の単純さの裏にあるチェーホフの得意とする、地方都市の小市民の小さな欲望が破滅につながっていく複雑な筋がみているだけで浮かび上がってきていた。ロシア革命の精神的前史としてもよく描かれたいいバレエ。 アニュータ役 スヴェトラーナ・アレクサンドロヴナ・ルニキナ
1979年7月29日モスクワ生まれ |