リゴレット
Rigoletto

ヴェルディ
Giuseppe Verdi

印象的な歌が続く、高い完成度のオペラ

言語イタリア語 舞台:16世紀 イタリア北部マンドヴァ公国

原作:「王は楽しむ」 By ヴィクトル・ユーゴー

登場人物

マントヴァ公爵 T

好色で享楽的なマントヴァの領主

リゴレット Br

公爵に仕えるせむしの道化

ジルダ S

リゴレットの娘、16歳

スパラフチーレ B

ブルゴーニュ生まれの殺し屋

マッダレーナ MS

スパラフチーレの妹

チェプラーノ伯爵 Br

 

チェプラーノ伯爵夫人 MS  
モンテローネ伯爵 B

チェプラーノ伯爵夫人の実父

マルッロ Br

公爵の廷臣

マッテオ・ボルサ T 公爵の廷臣
マントヴァ公爵夫人の小姓 MS  
 

 

名作オペラへのいざない

理解の助け

ビクトル・ユーゴーの戯曲は、1832年、パリのフランセ座での初演にあたり、上演禁止となっていた。その理由は、フランス国王フランソワ1世の尽くした京楽と、それに対する帰属サン・ヴァリエの呪い、そしてその呪いは不具で毒舌の道化師ゴリプレとその娘に降りかかるという内容が、当時7月王政下のフランスにとってあまりにも衝撃的過ぎたからである。

当初のオペラ台本に下記の修正を加えることにより、オペラ化が許可された。
1.物語の設定は王政下のフランスではなく、独立領主支配下のブルゴーニュあるいはノルマンディ、さもなければイタリアの独立領主の小国とすること。
2.登場人物の性格は維持されるが名前は変更すること。

ヴェルディは修正条件に合意し、主人公の名前トリポレットをそれによく似た語感のリゴレットとし、オペラを完成させた。

名セリフ

フィナーレ
空のうえ お母様のそばで
永遠にお父様のために祈ります


全曲日本語字幕 

アリアリンク集

第1幕 女たちの美しさは人生を彩るよう天がくれた贈り物
あれかこれか
Questa o quella
マントヴァ公爵 対訳
俺はこの舌で人を殺し、奴は短剣で殺す
二人は同じ
Pari siamo
リゴレット
愛は心の太陽そして命 愛の声は僕たちの心の鼓動
それは心の太陽
E il sol dell'anima
マンドヴァ公爵、ジルダ
グァルティエル・マルデ、いとしいあの方の名前が恋するこの心に刻み込まれた
慕わしき御名
Caro noome
ジルダ AR和
第2幕 あの娘の涙が見えるようだ
Parmi veder le lagrime
マントヴァ公爵 対訳
娘を返してください。わしにはこの世の全てなのです!
悪魔め、鬼め
Cortigiani, vil razza dannata
リゴレット
いつも日曜日に教会で
Tutte le feste al tempio
リゴレット、ジルダ  
恐ろしい復讐を
Vendetta, tremenda vendetta
リゴレット、ジルダ
第3幕 女心の歌(女は気まぐれ)
La donna e mobile
マントヴァ公爵
オペラ史上最高の四重唱
美しい愛らしい娘よ
Bella figlia dell'amore
マントヴァ公爵、マッダレーナ、リゴレット、ジルダ