フィガロの結婚 K.492
Le nozze di Figaro

モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart

封建貴族に仕える家臣フィガロの結婚式を巡る事件を通じて、
貴族を痛烈に批判

言語イタリア語 舞台:セビージャから10`離れた架空の場所
原作:ボーマルシェ 台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ

登場人物

フィガロ Br

前作「セビリアの理髪師」では、床屋兼何でも屋として、
ロジーナと伯爵の仲を取り持った。
その功績を認められて伯爵の家来となる。

スザンナ S

これからフィガロと結婚式をあげようという小間使い。
伯爵夫人に仕えている。
初夜権復活をもくろむ伯爵の誘いをうけている。

アルマヴィーヴァ伯爵 Br

アンダルシアに広大な領地を持つ領主。
前作「セビリアの理髪師」では、フィガロの活躍により現夫人と結婚。浮気者。
廃止した初夜権を復活させ、近い内にスザンナと楽しもうと企んでいる。

伯爵夫人ロジーナ S

伯爵と結婚した後、浮気者の伯爵の行動に悩み、ケルビーノに横恋慕される。

ケルビーノ MS

伯爵の小姓。
どんな女にでも恋してしまう思春期の少年。(いわゆるズボン役)

ドン・バルトロ Br

医者。セビリアの理髪師ではロジーナの後見人として登場。
ロジーナと結婚したがっていたが、フィガロの計画で伯爵に奪われたためフィガロに恨みがある。

ドン・バジーリオ Br 音楽教師
マルチェリーナ MS

女中頭。教養もあり美人。ただし、少しお年を召している。
フィガロに金を貸した時に書かせた「借金を返せなかったら結婚する」という証文を利用してフィガロと結婚しようと企む。

バルバリーナ S

庭師アントニオの娘。スザンナとは従姉妹の関係。
ケルビーノと仲が良い。

 

フィガロの結婚台詞の理解

アリアリンク集

第1幕 伯爵が下さるというベッドが部屋に入るかどうか?部屋の寸法を測る
5.10,20,30
Cinque, dieci, venti, trenta
フィガロ
スザンナ

全ての女性に僕は震える
自分で自分が分からない
Non so più, cosa son, cosa faccio
ケルビーノ   -
ケルビーノさらばよ 勇ましく行け!
もう飛ぶまいぞ、この蝶々
Non piu andrai farfallone amoroso
フィガロ
第2幕 私の悲しみに、私のため息に
愛の神よ、安らぎを与え給え
Porgi amor
伯爵夫人
ケルビーノに女装させて伯爵を陥れる
恋とはどんなものかしら
voi che sapete
ケルビーノ
第3幕 あの偽りの舌が誓ったはずの?
楽しい日々はどこに
Dove sono i bei momenti
伯爵夫人 -
スザンナに伯爵を誘い出す手紙を口述筆記させる(今夜松の木の下で)
そよ風によせて
Canzonetta Sull'aria
スザンナ
伯爵夫
  -
さあマーチだ参りましょう
Amanti costanti, seguaci d'onor
フィガロ
スザンナ
バルトロ
マルチェリーナ
第4幕 衣装を取り替えたスザンナが伯爵をからかって、逢引を待ちわびる気持ちを込めて
とうとう嬉しい時が来た
Giunse alfin il momento
スザンナ 対訳
来て!私の愛しい人、この隠された草木の間に 私は貴方の頭にバラを冠したい
恋人よ、早くここへ(薔薇のアリア)
Deh vieni non tardar
スザンナ
スザンナの衣装を着けて現われたロジーナに謝る
コンテッサ、許せ
Contesa perdono
アルマヴィーヴァ伯爵