灼熱の大地 シルクロード |
長く、遠く、はてしない道。 そこにあるのは、 旅人を拒むかのような茫漠たる砂の海と険しい山々 ・・・それだけだと思っていた。 シルクロードに足を踏み入れて、初めて知った。 澄んだ水面に 青空を映し込む湖、 馬や羊がたわむれ、緑輝く大草原、 街に彩りを与えるたわわに実った葡萄棚、 人々の笑顔があふれるバザール。 なにもかもが想像を超える、色鮮やかな世界だった。 幾千年にもわたり築かれた壮大なシルクロードの ほんの砂粒ほどしか知らなかったことに気づいた。 砂漠が旅人を拒んだのではなく、 我々が本来の姿を知ろうとしなかっただけなのだ。 一千年にわたり掘り続けらけた石窟、 砂漠に消えた王国の跡、 数千万年の風の侵食により削られた奇岩、 マルコ・ポーロが、三蔵法師が玄奘が・・・ いにしえの旅人が見た光景がそこには存在していた。 何も変わらずに、何も拒まずに。 |
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火焔山 |
天池 |
葡萄溝 |
道路を埋める山羊の群れ |
南山牧場の駱駝 |
交河故城入口 |
交河故城の絶壁 |
アスターナ古墳 |
高昌故城 |
吐峪溝遺跡 | ベゼクリク千仏洞 | 砂漠の砂山 |