カルメン
Carmen

ビゼー
Georges Bizet

宿命の女が、男たちの人生を弄ぶ

言語フランス語 舞台セビージャ

登場人物

カルメン MS

タバコ工場で働くジプシーの女

ドン・ホセ T

衛兵の伍長

ミカエラ S

ホセの許婚

エスカミーリョ Br

闘牛士

ズニガ B

衛兵隊長。ドン・ホセの上官

モラレス Br

士官

ダンカイロ T 密輸商人
フラスキータ S

カルメンの友人

メルセデス MS

カルメンの友人

レメンタード T ダンカイロの仲間

 

名作オペラへのいざない

ズニガ:青いスカートにおさげ髪の美しい娘が訪ねてきたぞ

男たち:ほら俺たちを見据える思わせぶりな女たち
     みんな煙草をふかして

女たち:空に昇っていく煙を目で追う かぐわしい煙を
     そのけむりは優しく頭を包み楽しい気分にしてくれる
     甘い愛の語らいは煙。恋人たちの情熱も誓いも煙

カルメン:恋は野の鳥 決して懐くことはない。
     向こうにその気がなければ呼んでも無駄よ
     捕まえたと思っても 鳥は逃げるもの
     恋は巡り来ては去っていく 
     捉えたと思うと逃げ 逃げようと思うと捉えられる

ミカエラ:この手紙を預かってきたわ
    それからお金よりも大切なもの
    お母様が礼拝堂の戸口で 私を抱きしめて
「伝えておくれ 私が 昼も夜も あの子のことを案じていると」
「あの子の帰りを 私がずっと待っていると」

ホセ:過ぎし日の思い出 懐かしい故郷の思い出
    心を勇気で満たしてくれる 村の風景が

カルメン:私は口が堅いの
     浮気してても 秘密にしたまま死ぬわ

カルメン:セビリアの城壁の近く パスティアの店で
    セギディーリャを踊り マンサニージャを飲むの
    恋はジプシーの子供 規則なんてお構いなし

カルメンのスコアについて

ビゼー作曲のオリジナル
パリのオペラ・コミーク劇場
「カルメン」というオペラは今でこそ「オペラ」という呼び方をされているが、そもそもは「オペラ・コミーク」というジャンルの作品であり、歌の間にセリフが入るという「歌芝居」であった。
初演の直後にビゼー没。

ドーヴァー版
ビゼー没義、ビゼーの友人エルネスト・ギローが台詞部分をレチタティーヴォに直して(歌手の歌うメロディとバックのオーケストラの部分を「作曲」して)、「オペラ」としてウィーンで初演した。ギローは膨大な量のセリフの一部分をレシタティーヴォにしたが、かなり重要なプロットが省かれれいるので、まるでCMでカットされた映画を見ているかのようだ。

アルコア版
1964年に、フリッツ・エーザーの手によって、あくまでビゼーが書いた楽譜に忠実なものを再現するというコンセプトで「原典版」が作られた、ドイツのアルコア社から出版された。

アリアリンク集

第1幕 ハバネラ
Habanera
カルメン -