名作オペラへのいざない
ズニガ:青いスカートにおさげ髪の美しい娘が訪ねてきたぞ
男たち:ほら俺たちを見据える思わせぶりな女たち
みんな煙草をふかして
女たち:空に昇っていく煙を目で追う かぐわしい煙を
そのけむりは優しく頭を包み楽しい気分にしてくれる
甘い愛の語らいは煙。恋人たちの情熱も誓いも煙
カルメン:恋は野の鳥 決して懐くことはない。
向こうにその気がなければ呼んでも無駄よ
捕まえたと思っても 鳥は逃げるもの
恋は巡り来ては去っていく
捉えたと思うと逃げ 逃げようと思うと捉えられる
ミカエラ:この手紙を預かってきたわ
それからお金よりも大切なもの
お母様が礼拝堂の戸口で 私を抱きしめて
「伝えておくれ 私が 昼も夜も あの子のことを案じていると」
「あの子の帰りを 私がずっと待っていると」
ホセ:過ぎし日の思い出 懐かしい故郷の思い出
心を勇気で満たしてくれる 村の風景が
カルメン:私は口が堅いの
浮気してても 秘密にしたまま死ぬわ
カルメン:セビリアの城壁の近く パスティアの店で
セギディーリャを踊り マンサニージャを飲むの
恋はジプシーの子供 規則なんてお構いなし
カルメンのスコアについて
ビゼー作曲のオリジナル
パリのオペラ・コミーク劇場
「カルメン」というオペラは今でこそ「オペラ」という呼び方をされているが、そもそもは「オペラ・コミーク」というジャンルの作品であり、歌の間にセリフが入るという「歌芝居」であった。
初演の直後にビゼー没。
ドーヴァー版
ビゼー没義、ビゼーの友人エルネスト・ギローが台詞部分をレチタティーヴォに直して(歌手の歌うメロディとバックのオーケストラの部分を「作曲」して)、「オペラ」としてウィーンで初演した。ギローは膨大な量のセリフの一部分をレシタティーヴォにしたが、かなり重要なプロットが省かれれいるので、まるでCMでカットされた映画を見ているかのようだ。
アルコア版
1964年に、フリッツ・エーザーの手によって、あくまでビゼーが書いた楽譜に忠実なものを再現するというコンセプトで「原典版」が作られた、ドイツのアルコア社から出版された。
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アリアリンク集
第1幕 |
ハバネラ
Habanera |
カルメン |
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