シェークスピア 珠玉の名言


 

no

 作 品

名台詞

情景

1 マクベス

親指がぴくぴく動く、 何か悪いものがこっちに近づいて来る

魔女

第3場

俺はもう十分長く生きてきた。
俺の人生は黄ばんだ枯れ葉となって散るのを待っている。

I have lived long enough;my way of live
Is fallen into the sear, the yellow leaf,
And that which should accompany old age,

第5場
あすが来、あすが去り、そしてまたあすが
こうして一日一日と小きざみに、  
時の階(きざはし)を滑り落ちていく  
Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,
Creeps in this petty pace from day to day,
To the last syllable of recorded time,
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death.

人の生涯は動きまわる影にすぎぬ。 あわれな役者だ。  
Life’s but a walking shadow, a poor player

明日、また明日、また明日と、時は
小きざみな足どりで一日一日を歩み、
ついには歴史の最後の一瞬にたどりつく、
昨日という日はすべて愚かな人間が塵(ちり)と化す
死への道を照らしてきた。
消えろ、消えろ、 つかの間の燈火(ともしび)!
人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ、
舞台の上でおおげさにみえをきっても
出場が終われば消えてしまう。
白痴のしゃべる 物語だ、
わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、
意味はなに一つありはしない。
 

第5幕
夫人死去の知らせを受けたマクベスの言葉
2 テンペスト

1611年、最後の作品

この地上に在るー切のものは、結局は溶け去って、
いま消え失せた幻影と同様に、
あとには一片の浮雲も残りはしない。
我々人間は、夢と同じもので織りなされている。
はかない一生の仕上げをするのは、眠りなのだ。

プロスペローが
人生について語る台詞

歴史の日423

3 ハムレット

朝日が茜色の被衣(かずき)をひろげ、  
露を踏み締めながら、東の尾根を越えてくる

重臣ホレイショー

金は借りてもいけず、貸してもいけずと。  
貸せば金を失いあわせて友を失う

ポローニアス
レイアーティーズに語る

夢こそ大望、
野心の実体は所詮悪夢の宿す影にすぎませぬ

ギルデンスターン

大望などと申すものは空気のように頼りのないもの
影の、そのまた影にすぎませぬ

ローゼンクランツ

こうして反省というやつが、
いつも人を臆病にしてしまう

ハムレット

習慣という怪物は、どのような悪事にも
たちまち人を無感覚にさせてしまう

ハムレット
母ガートルード

来るべきものは、いま来なくとも、いずれは来る

ハムレット
親友ホレイショー
4 オセロー

黒人オセローと
白人デズデモーナの
波瀾万丈の物語

オセロ・ゲームの語源

盗まれて、失われたものに気づかぬ男には、  
それを知らせてやることはない

寝取られたオセロー

5 ロミオとジュリエット

薔薇の花を別の名前で呼んでみても
甘い香りは失せはしない

ジュリエット
ロミオ

心の乱れている証拠だぞ、
このように朝早く寝床を抜出したりするのは

ローレンス神父
ロミオ
6 リア王

映画「乱」の原型

「誰でもいい、教えてくれ、わしはなにものだ」
リアの影法師だい」

リアと道化のやりとり
7 から騒ぎ

恋は水物、時の物、
キューピットの矢で落とされるものもあれば、
罠で捕まるものもある

 
8 夏の夜の夢

今まで物語や歴史の本をいろいろ読んだことがある
まことの恋がおだやかに実を結んだためしはない

ライサンダー
ハーミア

はて、さて、なんと馬鹿者ばかりでござろうか、
人間というものは

妖精パック
9 十二夜

知恵ある阿呆は阿呆な知恵者にまさる

道化師フェステ
侍女マライヤ